保育園か幼稚園パート主婦はどっちが良い?違いや選び方のポイントを解説

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令和元年の10月から実施が始まった「幼児教育・保育の無償化」により、子どもを保育園か幼稚園のどちらに通わせると悩む保護者が多いです。
柔軟な保育形態が可能な「こども園」へのニーズも、年々高まっています。

パートでも就労認定が可能可能なため、施設の選択肢が増え迷っている方も多いはずです。

そこで本記事では、保育園と幼稚園の違いを分かりやすく解説し、パート主婦が保育施設を選ぶ際のポイントを紹介します。
また認定こども園についても紹介しているため、内容を把握し保育施設選びの参考にしてください。

保育園と幼稚園の違いや特徴は?

保育園幼稚園違い
保育園と幼稚園では主に目的に大きな違いがあります。
保育園では「保育」、幼稚園では「教育」に重きを置いています。

保育園と幼稚園の違い
  • 保育園

仕事や家庭の事情などの理由で保護者が日中に保育ができない場合、子どもに保育を行う場

  • 幼稚園

小学校以降の教育の基礎をつくるため、幼児期の教育を目的に行う場

その他の条件は、以下で詳しく解説するため参考にしてください。

条件

保育園と幼稚園の利用条件は、主に「保育の必要性がある」がどうかで判断されます。

「保育の必要性がある」状態とは?

保護者が就労・病気・妊娠・出産・介護・災害などの理由で、家庭で子どもを保育できない状態

パート勤務の場合、勤務時間や日数によって「保育の必要性」を認定します。

認定条件

月に48時間以上の就労実態がある場合、就労認定が可能

保育に必要性が判断された場合、保育園の入園が可能です。
一方で幼稚園の場合は保護者の就労状況は問われないため、専業主婦家庭でも子どもを通わせられます。

方針や目的

保育園と幼稚園では、方針や目的に大きな違いがあります。

保育園は厚生労働省の管轄のもと、児童福祉法に基づいた運営方法です。
保育が必要な子どもを預かる目的から、0~就学前の5歳児まで預かりが可能です。
保育士が子どもたちの発達段階に合わせて、遊びや生活全般に寄り添いながら生活習慣を身に付けさせます。

幼稚園は文部科学省が管轄しており、学校教育法に基づいて運営されています。
学校生活に向けた教育を目的に、基本的には3歳児から入園が可能です。
幼稚園では集団生活を通して社会性の発達を促し、歌や工作・運動などの活動を通し創造性や表現力を育みます。

対象年齢

保育園と幼稚園では預けられる年齢も異なります。

保育園・幼稚園の預け入れ可能な年齢
  • 保育園:0歳児~
  • 幼稚園:3歳児~

各施設によって、預け入れが可能な対象年齢が異なるため、確認しておきましょう。

幼稚園は地域や自治体の方針によって主流の保育年数に違いがあります。
和歌山県では主に3年保育が主流のため、幼稚園も3歳から入園する家庭が多い傾向です。

保育時間や延長保育

保育園は幼稚園よりも保育時間が長く設定されています。
しかし、延長保育を実施している幼稚園も多く、パートで仕事が長引いた場合でも対応は可能です。

  保育園 幼稚園
保育時間の目安 通常:7:00~18:00
短時間9:00~16:00
9:00~14:00

延長保育の実施が行われている施設も多いですが、時間ごとに追加料金が発生するため、割高になる可能性があります。

休日

保育園と幼稚園では、休日にもそれぞれ違いがあります。

保育園・幼稚園の休日の違い
  • 保育園の休日・・・日祝、お盆、年末年始(長期休暇なし)
  • 幼稚園の休日・・・土日祝、季節に応じた長期休暇あり(春・夏・冬休み)

保育園は、各家庭の保育の必要性に応じ土曜も開園している施設が多いです。
一方で幼稚園は長期休暇があります。
長期休暇期間の子どもの預け先や、仕事の調整が必要になるケースが重要課題になるでしょう。

食事

保育園では、給食やおやつの提供が義務付けられています。
園内に調理場が設置されており、栄養バランスの取れた給食が各年齢に応じた形態で提供されます。
アレルギーへの対応が可能な施設も多く、除去食や代替食など個別の対応を行う保育園もあるため安心です。

幼稚園ではお弁当を持参するケースが多いですが、園によっては給食を提供している施設もあるので確認しましょう。

費用

保育園と幼稚園で費用の設定にも違いがあります。

保育園・幼稚園の費用
  • 保育園・・・自治体ごとに保護者の収入によって保育料が算定される
  • 幼稚園・・・私立は公立に比べて保育料が高い傾向があり、公立幼稚園は保育料が比較的安く設定されている

保育園の保育料は、一般的に収入が高いほど保育料も高くなります。

ただし令和元年10月から始まった「幼児教育・保育の無償化」により、3歳を過ぎると幼稚園・保育園と関係なく保育料が無償です。

注意

年齢は4月1日時点で計算するため、満3歳後の4月1日以降の年度が対象
プレ保育・一時保育は対象外だが、満3歳を迎えた後に中途入園は無償化の対象
※認可外保育施設の場合、上限金額を超えた費用は自己負担

パート主婦が保育園か幼稚園を選ぶポイント

パート保育園幼稚園選び方
パートをしている主婦にとって保育園と幼稚園のどちらを選ぶかは、以下のポイントに注目するのがおすすめです。

  • 勤務形態と保育時間
  • 休園日や長期休暇の対応
  • 費用の問題
  • 行事の頻度も確認しておく

以下で詳しく説明しているため、内容を精査しましょう。

勤務形態と保育時間を検討する

パート勤務の時間帯が、どちらの保育時間と合っているか確認しましょう。
勤務先が保育園や幼稚園の近くにあり、勤務時間と保育時間が重なっていれば送迎の負担を軽減できます。

残業や急な仕事の依頼が想定される場合、延長保育の実施がある施設を利用できれば安心です。

休園日や長期休暇の対応

休みの日や長期休暇の子ども預け先は重要です。

長期休暇の預かりに対応している幼稚園やこども園も多いですが、利用状況によって費用が高額になるケースがあります。
預けられる人がいない場合は、ベビーシッターや地域住民が子育てを支援する相互援助活動「ファミリーサポート」などの利用も一つの手です。

費用の問題

保育園と幼稚園では保育料のほかに、入園料や教材費、給食費なども異なります。
豊富な体験や教育を行うため、一般的には幼稚園の方が高額になるケースが多いです。

幼稚園では特に長期休暇や勤務時間によって、預かり保育が必要となるため、その費用も考慮する必要があります。
施設や状況によっては「パート代がまるまる幼稚園代で消えてしまう」なんてこともあるようです。

行事の頻度も確認しておく

保育園と幼稚園では行事の回数や頻度も違います。
一般的に、幼稚園のほうが行事ごとが多い傾向です。

また、幼稚園の行事は平日にある場合も多く、パート勤務との両立が難しい場合もあため事前に確認しましょう。

パート主婦はこども園の選択肢もあり

パートの場合、保育園と幼稚園の特長をあわせ持つ「こども園」の選択肢も視野に入れてみましょう。

こども園とは

文部科学省と厚生労働省が共同で管轄している、教育と保育を一体的に行う施設です。

  • 保育所型:主に保育が目的で保育時間が長い
  • 幼稚園型:教育を重視しており、幼稚園に近い保育形態
  • 幼保連携型:保育と教育を一体に提供できる施設

保育と教育のどちらも重視する近年の二ーズから、幼保連携型のこども園の人気が高まっています。
幼保連携型の場合保育園でもあり幼稚園でもあるため、柔軟な対応が可能です。
長期休暇への対応や病児保育・就学後の学童保育など、多種多様な取り組みを行っている施設が多い特長があります。

認定こども園は「幼児教育・保育の無償化」の対象施設でもあるため、費用を抑えながら幼稚園と保育園のよい環境を子どもに提供できます。

和歌山市では数多くの認定こども園があるため、こども園の選択肢も検討すると、より希望に沿った保育環境を整えられるでしょう。

まとめ|パート主婦は働き方に応じて保育園と幼稚園を選択しよう

保育園幼稚園パートまとめ
パートで働く人にとって、保育施設の選択は子どもだけでなく親にとっても大事です。
保育園にも幼稚園にもよい部分や特長があり、一概にどちらが良いとは言えません。

子どもの性格や家庭の状況に合わせて、保育時間や教育方針・費用などを総合的に見て判断しましょう。

実際に気になっている園は、見学や園庭開放などを利用し雰囲気を掴むのもおすすめです。

保育園・幼稚園・こども園のそれぞれの特徴を比較して、お子さんはもちろんパパやママにとってもベストな選択をしましょう。

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